CONCEPT
僕らの畑は僕らで守る。農人と山の番人プロジェクト。
耕作放棄地、鳥獣害被害、高齢者による担い手不足に立ち向かう。
日向屋誕生の3つの歩み
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1狩る
鳥獣害の被害を食い止めるべく農業のかたわら狩猟する。
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2解体
狩猟後は地区内にあるジビエ解体処理場にてプロの手で解体する。
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3食す
解体した安全安心なお肉は地域資源として商品化。活用する。
日向の物語
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畑を守るため農家が猟師に
せっかく苦労して育てた農作物が猪や鹿や猿に食べられてしまう。日向地区でも狩猟を担う人たちが減り、鳥獣害が目立つようになって来ました。そこで若手農家が集まり狩猟チームを結成。積極的に狩猟に乗り出しました。いまでは農家のモチベーションを奪う鳥獣害被害も目に見えて減りました。
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ジビエの解体処理場を誘致
毎日毎日獲物を仕留める日々。いかに農家の厄介者とはいえ、次第に僕たちも気持ちが滅入って来ます。命を粗末にしたくない!僕たちは地域の人たちと一緒になってジビエの解体処理場を地域に誘致しました。普通は解体処理場というと反対の声も上がるものですが、日向地区ではみんなが応援してくれました。
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ありがたく命をいただく
解体施設でプロの手によって解体されたお肉は安全安心で臭みもなく綺麗。これまでのイメージを変えるべく、草の根活動的ではありますが、地元出身のジビエシェフ監修のもと定期的に地元で「ジビエを知る会」を開き、安全性や調理法などを広めたり、「命を頂くこと」を狩猟を通して学ぶ食育などを行っています。
FOR THE FUTURE
まだまだつづく、日向の物語
株式会社日向屋では、生産・加工・流通の、新たな仕組みづくりを整備することで、大きなシナジーを生み出しています。地域の厄介者が「ご馳走」に生まれ変わり、うめやみかんなどの地域資源が地域内外の人と人の交流によって付加価値を産む。関わるみんなが笑顔になる。そんな未来を描いています。活動を通して日向屋はこれからも地域に愛される農家チームとしてみなさまに貢献して参ります。
拠点 温故知新
耕作放棄地、鳥獣害被害、高齢者による担い手不足に立ち向かう。
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農福連携
地域内の福祉施設に事業の一部を委託しています。ただ委託するだけではなく、少しでも工賃をあげるべく農業のプロが技術を伝授し、プロフェッショナルに育成します。
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農業受託
高齢化で農業ができなくなった人に変わり農業を受託することで雇用を生み出しています。また耕作放棄地なども再生し、地域の農地と風景と食い扶持をを守ります。
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商品開発・販売
自分たちが作った農作物やジビエ肉、地域資源などを加工、商品化し、独自の販路を開拓して持続可能な農業に取り組んでいます。
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農業・狩猟体験
農業や狩猟を体験しながら食について学べるグリーンツーリズムを季節ごとに企画しています。県内外から人を呼び込み、地元住民との交流を促すことで地域に元気を取り戻します。